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キャリア・教育

2025.12.19

ドキドキの最終プレゼン!ユニークな提案に将来への期待が高まる

大学院生と未来を創る データサイエンティスト・アナリスト向けインターンシップ 2025レポート【後編】

学生と社会を結び、未来をともに創る仲間との出会いの場にしたい。
そんな思いを込めて2025年度のデータサイエンティスト・アナリスト向けインターンシップが開催されました。
実施背景や取り組みテーマについて紹介した前編に続き、後編では、提案内容と最終プレゼンテーションの様子、取締役・従業員からの反響についてレポートします。

実際のデータを活用してチームごとに分析を進めた2週間

「M-Z世代の直営店への集客・購買を増やす」を共通目的とし、Aチームは「WAON POINTの特性を活かした施策の企画提案」、Bチームは「イオントップバリュ商品の新コンセプトの企画提案」をテーマに、分析作業や議論を進めました。2週間という限られた期間の中で、途中で振り出しに戻ったり、思ったような分析結果が出なかったりと、両チームともに壁に立ち向かいながら取り組みました。

役員・従業員を前にいざ、発表タイム

最終発表会ではインターンシップに参加した学生の皆さんが、提案に向けたプロセス、分析内容、学びや気づきを発表。役員や関連部署の従業員がズラリと並ぶ中でのプレゼンとなり、皆さん緊張した様子でした。発表内容は、仮説設定、データ分析による検証から具体的な提案にアプローチし、参加学生の主体性と高い専門性が随所に感じられました。

・Aチームの施策概要「イオンでショッピング提案」

購買履歴と価値観データを基にしたおすすめ商品の提案とクーポン配信。パーソナライズ体験への関心、自己理解・自己表現への欲求、スマホのみでの完結と、若年層の興味関心から設計しているところが特徴です。

・Bチームの施策概要「ゼロカロリー・ゼロシュガーのトップバリュ飲料」

MZ世代の健康志向と購買行動の特徴、韓国でのトレンドに着目した、飲料の新ジャンル開発の可能性を探求。選ぶ楽しみや心を満たす体験といった情緒面へのアプローチや、推し活への横展開まで見据えた提案がユニークです。

気になる役員・従業員からのフィードバックは!?

発表会後には、「データ分析の視点や仮説の立て方が非常に参考になった」「学生の皆さんの感受性や新しい発想は、私たちには手に入らない貴重なもの。これからも自分の強みを大切に、どんどんチャレンジしてほしい」「学生ならではの柔軟な発想や探究心が、社内にも良い刺激になった」など、参加メンバーから多くのフィードバックが寄せられました。

【伊藤社長より】

「僕はデータの専門家でもなければ、特別な知識があるわけではありませんが、イオンという会社の経営を担う立場として、皆さんの発表をビジネスの視点で見ていました。イオンは270年の歴史の中で、常に変化を受け入れ、柔軟に進化してきた会社です。
今回のインターンシップでも、皆さんが短期間でここまで仕上げてくれたことに本当に驚いています。ぜひ、後輩にも『イオンマーケティングに行け!』と勧めてほしいですし、私たちも皆さんから刺激を受けて成長していきたいと思います。ありがとうございました。」

学生の皆さんから一言!

「実際扱うデータを用いて課題を解決するという貴重な経験できた」

「役員や部長の皆さんからフィードバックをいただき、自身の課題発見と成長につながった」

「チームでの作業時間があと1日あるとよかった」

「分析についての講義は、インターン中だけでなく今後も活用できる学びになった」

「分析のフレームワークや手法を学ぶことができたが、どれをどのように使うのかを考えるのが難しかった」

 

今回のインターンシップを通じて、学生と従業員が互いに学び合い、刺激し合う貴重な機会となりました。印象的だったのは、学生の皆さんが「社会人と学生の違い」や「データを使った意思決定の重要性」について自らの言葉で語り、今後のキャリアや研究活動にどう活かしていくかを真剣に考えていた点です。今後もこうした取り組みを継続し、より多くの学生や従業員が成長できる場を創出していきたいと考えています。