データエンジニア

イオングループのデータ活用で
社会にインパクトを

データエンジニアリング部 部長

商品開発やマーケティングに戦略的に貢献

― データエンジニアリング部はどんな部署ですか?

私たちの部署では、イオン、ウエルシア、ダイエーをはじめとするグループ企業や外部クライアント向けに、購買履歴を活用したマーケティングソリューションを提供しています。データセットの調達や加工、分析ツールの開発、運用などが主な業務です。また、コンサルティング部門と連携して、事業会社への提案活動を支えるプロダクトの開発・管理も行っています。部署は約10名が在籍しており、2つのチーム編成を組んで稼働しています。

― 実際にどんな業務をされていますか?

私たちの部署ではBIツールを使ったマーケティング分析の自動化を進めています。これまではデータを手作業で分析し、エクセルやパワーポイントを使って担当者が資料を作成して納品していたので、オーダーを受けてから期間も作業工数も必要でした。一方で、エンドユーザーである生活者のニーズや価値観は日々大きく変化しており、特に最近では、物価高騰など社会の変化が目まぐるしく、マーケティングにもこれまで以上のスピードが求められています。今、目の前にいる生活者のニーズを一年後に理解できたとしても遅いのです。

しかし、現在はBIツールを導入したことにより、Web上で最新のデータをリアルタイムで確認、共有できるようになりました。全国に展開する販売店のデータなどもすぐに確認できます。迅速な意思決定と提案が可能になり、クライアントのマーケティング活動を強力に支援することができています。

― 市場動向や消費者ニーズの変化にどう対応されていますか?

生活者のニーズを的確に捉えるために、SNS上のデータも効果的に活用しています。購買履歴データとSNSの情報を組み合わせることで、より精度の高いマーケティングが可能です。

例えば、現在どのようなものが流行っているかをSNS上のデータから分析し、生活者のニーズを迅速かつ正確に捉え活用することができます。

データ分析の現場を支える、自由度の高い働き方

― 日々の業務や働き方について教えてください。

その日の業務や担当によって異なります。プロジェクトの進行、開発業務、経理処理、契約処理、プロダクトをつくるにあたっての進捗状況の確認、他部署への提案、グループ企業や外部クライアントへの提案に同行など臨機応変に稼働しています。私の場合は、プロジェクトやプロダクトの管理や進捗を確認するミーティングで過ごすことが多いです。

当社はフレックスタイム制度を採用しており、働き方の自由度は高いと思います。基本的に多くのメンバーがリモートワークを中心に業務を進めています。

私たちのような分析や開発を担っている部署は、集中して業務を遂行し、パフォーマンスを最大化できる環境が一番大切です。クライアントへ提案が必要な際は同行するなど、その人それぞれに適した形で柔軟に働いてもらえたらと考えています。

データエンジニアリングを生業にしている方は、リモート勤務を希望される方が多いと思いますし、イオンマーケティングではその環境が整っています。入社後、早ければ2日目からリモート勤務可能な体制も整えているので、メンバーがパフォーマンスを最大限発揮できるよう配慮しています。

― 情報共有やコミュニケーションはどのようにとっていますか?

コミュニケーションは主にチャットツールやオンラインミーティングを活用しています。週に1回、定例のオンライン部会を開催しており、そこで経営層や他部署からの情報共有を行うほか、各チームの進捗や困りごとについて議論しています。また、リーダー間で定期的な会議を設け、メンバーの課題をフォローする体制も整えています。

リモートでもスムーズな情報共有ができるよう、オープンで密なコミュニケーションが築けていると思います。

データから生まれる価値を、人々の豊かさと幸福につなげる

― 仕事のやりがいを感じる瞬間はどんなときですか?

小売業界でも、イオングループという巨大な企業群のマーケティングに関われることです。最もやりがいを感じるのは、自分たちがつくったデータセット(情報の集合体)が実際にグループ企業の商品開発やマーケティング施策に活かされたときです。

実際、プライベートブランド(PB)商品を開発している会社の商品開発に、私たちが作成したデータセットが用いられたことがありました。

従来の商品開発では、例えば「40代男性」などシンプルなターゲット設定をしていました。しかし、開発したデータセットを活用することで、現在は「健康志向」「節約志向」「家族構成」など、より具体的で立体的な顧客像を描けるようになりました。

このデータセットを活用したマーケティングの提案は、コンサルティング部からクライアントへ提案し、実際に採用されました。以前は購買履歴データのみを用いた分析が中心でしたが、今後はさまざまなデータセットを活用した分析提案が可能になるため、新しい切り口やマーケティング手法の創造につながると考えています。

― 部署としての課題や今後の展望はありますか?

当部署は設立約2年とまだ若く、これからさらにクライアント企業への貢献を高めていく必要があります。イオンという大規模なグループのマーケティング課題に対し、まだまだインパクトを与えるという意味でもできることはあります。今後はさらに大きなインパクトを与えるプロダクトやサービスを開発していくことが目標ですし、求められていると思っています。

― どのような方に入社してほしいですか?

データ分析の先にあるクライアントやエンドユーザーの幸せや豊かさを実現したいと思える方に、ぜひ入社していただきたいです。分析やデータエンジニアリングは目的ではなく手段であり、生活者がより便利に、より豊かにするためのマーケティングを考え、それを具体的に実行することが目的です。この考え方のもと、実際に社会にインパクトを与えたい、世の中を良くしたいという意欲を持った方には適した環境だと思います。

巨大な企業グループ内で、社会に大きな影響を与える仕事ができる。これがイオンマーケティング株式会社の魅力でもあります。 日本を代表する小売グループのマーケティングを支える立場として、やりがいや可能性を一緒に広げていきましょう。

Profile

Y.M.
データエンジニアリング部 部長
2023年1月、イオンマーケティング株式会社入社。以前からデータ分析を専門とし、小売業界を中心に購買データ分析(ID-POS分析)を担当するイオングループが持つ、約9,800万人のWAON POINTデータに大きな可能性を感じ、転職。現在はデータエンジニアリング部の部長として、マーケティングソリューションの開発や運用を担当。

※内容はインタビュー当時のものです。

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